2012年03月03日

「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」 主演・黒木瞳 

 ■女性が踏み出す勇気に

 悩みを抱える主婦4人がロックバンドを組み、輝きを取り戻していく姿を描いた映画「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」(星田良子監督)が公開中だ。作家、五十嵐貴久の小説が原作。「大人の女性が楽しめ、見た人の、一歩踏み出す勇気につながれば」と主演の黒木瞳は期待を込める。

 《美恵子(黒木)は主婦として頑張っていたが、夫や一人娘との関係はぎくしゃくしていた。かつての職場の後輩、かおり(木村多江)と偶然出会い、ロックバンドを組むことに。社宅に住む雪見(山崎静代)、派手なファッションの元ロッカー、新子(真矢みき)をメンバーとして誘うが…》

 演じたのは優等生タイプの専業主婦。「食卓で、頼まれてもいないのに、気を利かしてお醤油をかけてあげるなど、台本にない細かい動きを入れ、彼女の人となりが見えるようにしました」

 役柄に共感できる点はほとんどなかったというが、後になって近い部分もあるかなと気付いた。「気は利く方。感謝されていると思っているところは似ているかも」

 美恵子はディープ・パープルのヒット曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を聴いてバンド結成を決意するが、黒木はバンドもギターを弾くのも初体験。撮影の3カ月前から、講師にマンツーマンで指導を受け、毎日、自主練習を行いギターに触れていた。

 最初は、弦を押さえる指が痛み、ゴム製のサックをはめていたが、練習を積むうちに、外して弾けるように。演奏の難易度も上げていった。

 「努力する日々は苦しい」と正直に語る。「私はさぼりたがり屋で、面倒くさがり屋。できれば、やりたくない。毎日が荒行みたいで」と笑った。努力するための原動力は観客だという。「皆さんの喜んだ顔を見ると頑張れますから」

 芸能生活30周年を過ぎたが美貌と体形は変わらない。秘訣を聞くと、「いつも人に見られていることは大きいかも。外出は大事。着替えて百貨店や映画に行くとか。ちょっとした意識で変わります」と答えた。

 女優、妻、母の“3足のわらじ”を履いてきた。「ストレスがたまらないよう、上手に手を抜く」という。女優業を第一に、次に、やりたいことの優先順位をつけてからこなす。

 「ここまでしかできなかったけど、まぁいいかと。じゃないと行き詰まっちゃう。時々、何もしない日も作り、明るいうちからシャンパンを飲んだり…」

 共演した真矢みきは、宝塚時代の同期。掃除当番も同じ場所だったという。退団後の初共演に、「当時のファンの方たちは、ちょうどこの映画の女性たちに共感できる世代では。関西からも応援してほしい」。(文・橋本奈実)




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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000116-san-ent

http://www.youtube.com/watch?v=mAxM-1P22jU





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